「子どもがいるから大丈夫」
「親族がいるから、いざという時は誰かが何とかしてくれる」
そう考えている方は少なくありません。
しかし、家族と疎遠になっている方、子どもが遠方に住んでいる方、家族自身も高齢の方など、戸籍上は家族がいても、必要な時にすぐ頼れる人がいないことがあります。
ここでいう「おひとりさま」は、一人暮らしや身寄りのない方だけを指すものではありません。いざという時に、自分の希望を知り、必要な行動をしてくれる人が身近にいない方も含まれます。
入院や介護が必要になると「誰がするの?」が増えていきます
病気やけがは、準備が整ってから起こるとは限りません。突然の受診や入院によって、次のような困りごとが一度に生じることがあります。
- 病院からの緊急連絡を誰が受けるのか
- 通院に誰が付き添うのか
- 医師の説明を誰と一緒に聞くのか
- 入院に必要なものを誰が用意するのか
- 入院中の自宅やペットをどうするのか
- 退院後の生活をどう整えるのか
- 施設探しを誰に相談するのか
家族がいても、仕事や子育て、距離、健康状態、これまでの関係性などによって、すべてを家族に頼めるとは限りません。
かめライフサポートが支えられる「今の暮らし」
かめライフサポートでは、看護師が医療・介護・生活の現場に入り、今必要な支援を一緒に考えます。
- 介護タクシーによる通院・外出
- 通院同行、診察への同席
- 入退院時の支援
- 保険外看護
- 医療処置が必要な方の外出支援
- 買い物や日常生活の支援
- 認知症の方の見守り
単に移動をお手伝いするだけでなく、体調や生活状況を確認しながら、必要に応じて医療機関、ケアマネジャー、介護事業所などと連絡・調整します。
終活だけではなく、「今を生きる」時間を支えること。それが、看護師として大切にしている伴走です。
元気なうちに整理しておきたいこと
支援が必要になってから、すべてを一度に決めるのは大きな負担になります。元気な今だからこそ、次のことを少しずつ整理しておくと安心です。
- 緊急時に連絡してほしい人
- 受けたい医療や、望まない医療
- 判断が難しくなった時に相談してほしい人
- 入院中の自宅、郵便物、ペットのこと
- お金や重要書類の保管場所
- 葬儀、納骨、住居、家財についての希望
- 亡くなった後の手続きを誰に頼むのか
「まだ決められない」という項目があっても構いません。まずは、何が決まっていて、何が決まっていないのかを知ることが準備の第一歩です。
亡くなった後のことは、生前の支援とは別に準備が必要です
通常の委任関係は、原則として委任者の死亡により終了します。葬儀や住居の整理、各種契約の終了など、亡くなった後のことまで誰かに任せたい場合は、死後事務について適切な契約を準備しておくことが重要です。
また、相続、遺言、成年後見、財産管理、登記などは、それぞれ専門資格や法的権限が関係します。かめライフサポートが法律業務を直接行うのではなく、必要に応じて行政書士、司法書士、弁護士など適切な専門職へつなぐことが大切です。
将来や終活まで相談できる「あい神戸」
かめライフサポートでは、通院や生活支援など「今、必要な支援」を行っています。一方、将来の暮らし、終活、身元保証、死後事務などを含めて相談したい方には、「あい神戸」をご案内しています。
あい神戸は、看護師が身近な相談窓口となり、必要に応じて専門家や地域の関係機関と連携しながら、元気な時から医療・介護、終活、その先まで一緒に考える総合相談窓口です。
「家族がいるから」ではなく、「誰が動くのか」を考える
大切なのは、家族がいるか、いないかだけではありません。
いざという時に、自分の希望を知り、必要な時に動いてくれる人がいるか。
家族だけにすべてを背負わせるのではなく、医療・介護・生活支援・法律など、それぞれの専門職や地域の支援を組み合わせて備えることが、これからますます大切になります。
終活は、亡くなる準備だけではありません。最後まで自分らしく暮らすために、将来困りそうなことを元気なうちに整理しておくことです。
※この記事は2026年8月時点の法令および公表資料をもとに、一般的な内容を説明しています。相続、財産管理、死後事務等の具体的な法律問題は、個々の状況により取扱いが異なります。各業務の権限を有する専門職へご確認ください。

